調理師ちびこっこ 01
その頃リムサ・ロミンサでは、どこの文化なのか知らないが「合コン」とかいうものが流行っていた。 要するには男女混合の食事会、飲み会で、普通のそれらと違うのは、参加するのは全員がフリー、つまり恋人ってやつがなく、その場で気が合う相手を探すのが最大の目的だってところらしい。 俺はそんなものに興味なかったが、相手側の女の子たちと頭数を合わせるのにどうしてもと言われて、しぶしぶ参加した。 行ってみて分かったのは、俺は頭数合わせというより引き立て役として雇われたってことだ。話しかけられてもまともに受け答えのできない俺に比べれば、会話下手だろうと話ができるだけマシ。黙ってると不機嫌に見える俺よりは、愛想笑いでもできるほうがマシ。席について飯が始まって早々に、「こいつはいつもこんなんだからほっとけばいい」なんて言われたら、ああそういうことかとバカでも察するだろう。 ただ、渋る俺を参加させるため会費は払わなくていいと言われていて、この不愉快な役回りの代価がこの晩飯なら、俺もこんなところに来てガツガツ男探しするような女に興味なんかないと思うことにした。
数人ずつのグループが出来上がって、俺は一人で隅に取り残された。 その場所から冷めた目で見ていると、取り繕った上辺の下の本音が見える気がする。相手にされていないことに薄々勘付いていながら必死に取り入ろうとしてる奴、俺とは逆に"上"にいるから、こんなとこに来る男に大した興味なんてないっぽい女、モテてると勘違いしてベラベラよく喋ってる奴の、右隣はそれを面白がっているようだが、左隣の子は他へ行きたくて仕方ないようだ。 そうやって眺めていると、七人くらいの大グループの中に、ちょっと毛色の違う子がいるのを見つけた。
わいわいと雑談するその中で、その子は話よりも食べることに夢中のようだった。 振られた話に返事はするが、返事の用が済んだらまたせっせと料理に戻る。そんなその子の様子には当然その場にいる連中も気がついていて、やがてその子に視線を集めてどっと笑いが起こった。笑われたその子はきょとんとして一瞬手を止め、 「あっ、でもあたし、数合わせだから。一緒に来たらごはんいっぱい食べていいよって言われて来ただけ。だからどーぞお構いなく!」 あっけらかんとそう言い放った声は、俺のところにもクリアに聞こえた。
そう言われて見れば、多少なりともみんな着飾っている中で、その子は普段着と言って良かった。そして、あんまりにもあけすけで素直なその態度に、周りの連中は笑いこそしたが、バカにしたような雰囲気はなく、「じゃあこれも食べなよ」だろうか。斜め向かいのミコッテが差し出した皿を、その子は嬉しそうに受け取った。 リゾットらしいそれをスプーンいっぱいに受け皿に取り、さっそく頬張る。味わいながらゆっくり咀嚼して、疑問を覚えたような顔で飲み下す。だがその頃には他の奴等の注意はとっくに別の話題に移っていた。 俺は、あんまり美味くなかったんだろうなと、俺自身の前にある皿を見下ろす。ここは最近話題のオシャレな店のようだが、飯はあんまり美味くなかった。凝った飾りや盛り付けは一流コースのそれのようだが、味は雲泥の差だ。俺はそんな店に行くような余計な金なんて1ギルも持ってないが、これでも調理師ギルドの一員で、時には料理長の手本を味見させてもらっている身だ。本当に美味い料理ってのを知る機会には恵まれていた。
流行ってるだけで中身のない店、流行りに乗って遊んでるだけの連中。くだらないしつまらない。食い散らかされて置き去りにされ、すっかり冷め切った料理が放置されるテーブルも、みっともなくて汚らしい。だが俺も、そんな奴等についてくれば一食浮くってだけで来た、同じくらいくだらなくてつまらない奴に過ぎない。 たとえ下手だろうと料理に罪はないと、目の前にある白身魚のグリルを一切れ口に運んでみたが、塩辛くてパサパサで、そのくせオイルソースだけは風味が強いのがたっぷりかかっていて、味から舌触りから何から、ろくなものじゃなかった。 それでも、ガキの頃から貧乏だった俺には、たっぷり食えるだけでも贅沢だ。不味いものなら早く腹がふくれるからラッキーだと、わざと安くて不味いものばかり食っていた時期もある。今は、舌が壊れるからやめろと言われているが、こんなに残っているのにまだ別の料理を注文するのを知ると、こいつらは全部捨てられるんだろうなと、虚しくなってきた。
と、そのときだ。 「ねえねえ。ここ、いい?」 声をかけられて目を上げると、新しい取り皿を手に、さっきの「数合わせ」が俺のすぐ前にいた。 断る理由もないので「ああ」と答えると、どうやらあっちにはなかった料理を食べに来たらしい。すっかり冷め切って固まったチーズに四苦八苦し、あれもこれもと少しずついろんなものを取り皿に乗せていく。 感想は、見ていれば分かった。首をかしげたり眉を寄せたり白目を剥いたり頷いたり、一人百面相している。それは、誰かがそこにいるからそうして見せているというのではなく、本人もまるっきり無自覚にやっているように見えた。 そして、当たりに出会うと目を輝かせて、そう、これは俺もなかなかだと思ったラザニアを、たっぷりと皿に取りなおした。
嬉しそうに口に運び、丁寧に噛みながらふと、 「これ……マンゴー、かなぁ」 と呟く。俺は、驚いた。 強い肉の味と濃いトマトソース、あっさりめのチーズ、スパイスにハーブ。それを調和させているのはほのかなくせに強い甘みだ。それに気付くだけじゃなく、その甘みを、普通使いそうにない食材にあっさりと結びつけたことに俺は驚いたのだ。 「俺はハチミツだと思ったけど」 ついそう言っていた。
気がつけば話が弾んでいた。 これはきっとココナッツの風味だ、こっちは東洋の"茶"が混じってる気がする。そんな話だ。自然に俺は調理師ギルドのメンバーだと話し、その子もつい一ヶ月ほど前にリムサに来て、ギルドに参加したのだと知れた。 その子がいるのは家庭料理コースで、俺みたいなプロを目指すコースとは違うから、今まで会ったことがなかったようだ。 お父さんに美味しいものを食べさせてあげたい。ついでに料理でお金を稼げるようになれば一石二鳥。それがその子の動機だった。だから家庭料理コースに入ってみたという。俺は、自分で店を持つことを目指さないとしても、料理人として雇われたいなら調理師コースのほうがいいと勧めた。 調理師コースでは外部からのオーダーにも答えるため、敷居は高いし修行は厳しい。だが学べることも多い。それに、家庭料理コースにはどうしても、「家庭料理でいい」という甘えがある。その結果、「家事としての料理を手早く、より美味しく」は作れるようになるが、いざコックとしてどこかで働こうとすると、現場感覚も足りないし技術も経験も足りないことになる。 「確かにそうかもー。でも、途中からコースって変えられるの?」 「ああ。申請するだけでいい。すぐには無理でも、半期終わればそこから編入できる」 「むむむ。これは真面目に悩みどころですねぇ」 “むむむ”? 俺はそれを声に出す子を初めて見て、つい笑ってしまった。
なんとなく、ちゃんと美味くてあたたかい料理を追加したい気がしたが、目の前に残された冷めた料理を見ると、それは贅沢というより傲慢に思えてやめた。冷めてしまうと美味くないどころか不味いものが大半だが、それでも、今日食うもの、明日食うものに不安だった頃に比べたらご馳走ばかりだ。 それに、不味くても飯は飯。一食浮けば、ここに来た目的は果たせる。 今の俺はガキの頃よりはマシで、ギルドに入る注文の一部をこなして手間賃くらいは稼げるようになった。ギルドへの納入金と差し引いて渡されるそれで、飯の心配はしなくていい。けれど貯金は一度でも病気したら消し飛ぶくらいしか貯まっておらず、それも次の家賃に上乗せされる、半年に一度の共益費の支払いで半減する。 そんな身で、食える飯を食わない贅沢なんて許されない。
俺は、そんな俺がせっせと不味い飯を食うのは分かるとして、どうしてこの子も美味くもない飯を、こんなに丁寧に味わって食べるのか、不思議だった。 「これ、あんまり、美味くはないよな」 俺が言うと、 「だね。でももったいないし。だってこれ、食べなかったら捨てちゃうでしょ」 言葉通り、眉尻を下げて少し悲しそうな顔をする。そして、 「食べられるってだけで、けっこうありがたいと思うんだよね。それにほら、これ、たぶんなんかあれだよ、なんかしてる。ほら」 フォークに刺したのはジャガイモ。それを「ほら」とその子は、俺の口の前に突き出してきた。 「い、いや」 俺はその手を押し返す。それでその子も我に返ったのか、急に慌て始めた。 「あわわわわわわわいやだってあたし、お父さんがルガディンで、ついなんかそーゆーノリでぇぇぇぇ」 あわわわと口に出す子がいるとはやっぱり思ったことがなかったが、聞いてなるほどと納得した。
「そのときなんです。そのイモがフォークから落ちて、床に転がって。俺は、あーもったいないなって、でも食べるわけにはいかないなって、拾って捨てることにして。でも拾おうとした時なんとなく目が合って……。なんでか分かったんですよ。この子俺と同じこと考えてるって」 思い出しながら話す。 馴れ初めを、出会いを聞かれたからだ。 そのとき俺は、同じ考えを正直に話せる子に出会ったと感じた。 そして、捨てるしかないそれに、捨てる間際その子がお祈りをしたのを見て、たぶんそのときにもう好きになった。
俺は貧しい漁師の家に生まれた。 親父が早々に死んだから、おふくろが漁に出て俺を養ってくれた。けれど海は危険で、ある日おふくろは帰ってこなかった。 ルガディンってのは体がデカイ分力もあるから、ガキだろうと重宝された。けれどそれで手に入る金は微々たるもので、そんな俺や漁師たちにとっては、落ちた程度の食い物なんて、拾って食うのが当たり前だった。土がついたら取ればいい。そういうものだった。 ところが街ではそれは信じられない不潔なことで、テーブルの上に落ちたものさえ捨ててしまう。街で生きていくためには街の流儀に従うしかなく、俺はずっと、そういう食い物を処分するたび、まだ食えるのにもったいないと思ってきた。
後になってその子もまた、小さい頃は貧乏で、住む家すらなかったことがあったと聞いた。冒険者だった父親にくっついて、荒野の岩陰、森の木陰でキャンプして暮らしたこともあった。冒険者の前は傭兵だったという父親も、イモの一切れだって粗末にできない経験をしていて、当然その頃は、落ちた程度のものは拾って払って食うのが当たり前だった。 ただ、ある程度大きくなったとき、そのときにはもうウルダハに暮らしていたから、他の多くの人はそれを嫌がるからダメだと教えられたという。 家で他に誰もいないときならと、食べてしまうこともあった。ただ、その癖が外で出ると良くないと止められてから、彼女は落ちた食べ物に、ごめんなさいと謝ることにしたのだそうだ。不注意で落としてしまったこと、食べてあげられないこと。捨ててしまうこと。栽培したり獲ってきたりしてくれた人、料理してくれた人、すべてにごめんなさい。 俺はそれを、たまらなく素敵だと思った。
それを聞いたのは、そう、もっと後になってからで、そのときの俺はただ、捨てる食べ物にお祈りするその子をいいなと思っただけだ。この子なら俺の貧乏ったらしいもったいないを分かってくれるんじゃないかと、ただそれだけ。 そのときはそれだけだったし、お開きになって「じゃあまたね」と言われたのも、本当に「また」があるのか分からなかったが、二ヶ月ほどして下半期になったとき、その子は俺と同じ調理師コースに来て、俺たちは自然と話す機会も増えた。
俺にはそのときからなんとなく、この子とはもっと一緒にいたいなという気持ちがあったけれど、相手にその気があるようではまったくなく、完全な友達扱いだったから、俺はけっこう長いことそれに甘んじていた。 けれど本当は、少しは気にしてくれていたらしい。 それが分かるまでには、友達としていろんなことを話した。お互い子供の頃は貧乏だったことや、あのイモコロリン事件―――彼女の命名だ―――のこと、調理師を目指した理由、そして俺が本当は甘いものが好きで、パティシエになりたいという、恥ずかしくて誰にも言ったことのなかった夢。 ルガディンだからどうのと言われる時代じゃもうなくなったとしても、それでも俺は口下手で、黙ってると不機嫌そうに見えて人も寄ってこないし、実際人付き合いも苦手で敬遠される。そんな俺が、シェフならまだしもパティシエになりたいってのは、昔一度爆笑され、冗談だろと言われて以来、誰にも言えなかった。笑われて馬鹿にされただけならまだしも、真面目な顔で、そんなツラで出されたケーキなんか美味そうに思えないと言われたのが、ずっと胸に刺さっていた。
その話をしたとき彼女は、そんなことないよとは言わなかった。怒ったみたいな顔をして出されたら、怖くてちゃんと味わえないってことじゃないかなと言った。笑ったその人も、その後で真面目に言ったなら、本当に言いたかったのは似合わないってことじゃなく、食べてみたいと思えるような顔をしなきゃダメだぞってことだったんじゃないか、と。 「ま、あたしは全然気にしないけどー、でも気になっちゃう人もいるよね。それにさ、怖い顔して"ドウダッ"なんて出されたら、美味しいかどうかなんて分かんなくて、“オイシイデスー"って言わなかったら怖いよね!? 絶対怖いよね!?」 そいつにそんなつもりがあったとは全然思えなかった。だがそう思うこともできるってことで少しだけ救われたし、なにより、俺にも改めるべきところがあるんだと、胸の奥まですとんと落ちた心地がした。
気がつけば俺はその子のことばっかり考えるようになっていた。 ギルドに行くのも毎日楽しみで、その子がいないとがっかりして、でも、その子に渾身のデザートを食べてもらいたいってひそかな目標を立てていたし、周りからどう思われようと俺は、本当に作りたいのは菓子なんだと、その道を進むことにした。 古いスケジュール帳を探して、こんな見かけのくせに変に几帳面で、おかげでちゃんと取っておいたそれで、あの合コンの日が何月の何日だったかも分かって、それで俺は、料理長が無言でOKを出してくれた、俺がそのとき作れる最高のケーキを作って―――。
「出会った記念のその日に、告白したってわけか」 言われて俺は、少し恥ずかしい気はしたが、素直に頷いた。 はわわわわと言いながら慌ててうろたえて、でも真っ赤になったのが半ば答えだった。 初めてウルダハに来て、お父さんに紹介された日には、頭の中は真っ白だった。おまえなんかが、と言われたらどうしようとか、当然思った。そんな悪い想像に反してあまりにもあんまりなくらいあっさりと「そうか。で、いい時間なんだが、飯どうする? 食ってくか? それとも外 食いにくか?」だったはずだ。拍子抜けした俺は、落差でしばらく虚脱していた覚えがある。
その人に俺は今日、人生で最大のお願いごとをしに来た。 伝えて言われたのが、そう言や出会いとか聞いてなかったな、だった。 それを話し終えて、沈黙が訪れる。俺は、お願いごとの件はどうなんですかとは言えなくて、ただ黙って次の言葉を待つ。 すると彼も黙って立ち上がり、壁際の本棚からごっそりと本の塊を抜き出した。なにかと思って見ていると、目当てはその本ではなく、それらの後ろに隠してあった分厚いノートのようだ。 よくあるノートを何冊か綴じ合わせたもので、渡されて数えると七冊分。そして、一番古くて一番前にあるノートの表紙には、手書きで「ちびこのやらかし大全集」―――「大全集」は、「リスト」を二重線で消した上に書かれている―――と書かれていた。
彼女の父親が彼女を、大きくなってもずっと"ちびこ"と呼んでいるのは知っている。それにしても、……やらかし? 見やる俺に彼は目で読むように促した。 開いたノートには、この人らしいと思う大きくて伸びやかな文字で、時に罫線を無視した奔放さで、いくつもの"ちびこ"のいたずらや失敗が書き綴られていた。 成功したことやよくできたこと、立派だったことじゃなく、とにかく次から次へと、“やらかし"だ。 肩の上にへばりつくように寝ていて、そのままおねしょしたこと。夕飯前にクッキーを食べ過ぎて怒られたこと。花壇の植え替えを手伝うと言いながら虫探しで一日終わったとこと。時には繰り返し出てくるつまみ食いやイタズラの"定番"もあるが、それらが日付とともにずらずらと……ずらずらと、何年分も、どうやらノート七冊に渡って書き溜められているらしい。
だが、文字のせいだろうか。それともこの人の人柄を、俺も多少は知っているからだろうか。この人はそんな失敗やしくじりを全部、可愛い娘の可愛い姿として書き留めてきたように思えた。 その中にスパイスのように混じる、笑い事では済まない過ち。文字も心なしかきっちりとして、ちゃんと叱って二度としないように教えたんだろうなと分かる。そしてまた、大らかに綴られる小さな失敗。 俺は、問いかけられているように感じた。 おまえもこんなふうに、“俺のちびこ"を見守っていけるのか、と。 小さい頃のほどでなくともこれからもやらかすたくさんの失敗を、おまえはこんなふうに可愛がっていけるのか、と。
だがその前に俺は、なんだか無性に泣けてきた。 この人がどれだけあの子のことを可愛がり、大事にしてきたのか分かる気がして、それが羨ましいのか嬉しいのか、よく分からないが俺は変に感動している。 そしてふと、ああ俺もここにいたかったなと思った。 “これは俺の不注意だ、反省"と書かれている出来事。出しっぱなしにしていたロープにつまずいて足を絡めとられ、“部屋の真ん中から壁まで転がっていった"らしい。誇張じゃないとしたら、どんな勢いで転んだんだろう。そんな光景の一つ一つを、俺も一緒に見たかった。塩たっぷりのクッキーや黒焦げのパンを一緒に食べたかった。その頃からずっと一緒にいたかった、と。
「見てのとおり、不束かな娘ですがっつーには不束かに過ぎるんだけどな。こんなやらかしオンパレードを」 彼がそこまで言ったときだった。 「ただいまー!!」 と明るい声がして、 「ねえお父さん、ヴォルくんもう来てる!?」 どたばたと足音。そして、俺が振り返った途端、 「はぅわっ!?」 戸口で彼女は、前のめりに盛大にすっ転んだ。その足には、 「………………すみません。俺の不注意です。反省します」 戸口に置いていた俺のバッグのストラップが絡んでいた。
彼は大笑いしながら、分厚いノートの束を俺へと押し付ける。そして、 「こっから先、書くのはおまえだ。溜まったら読ませてもらうからな。―――頼んだぞ」 大事なノートを胸に押し当て、俺は自信を持って答……、……え? ちょっと待っ……、―――ケーキ!! OKもらえたらみんなで食べようと思って焼いてきた、渾身のケーキ……!!
『鞄のストラップに足を取られて盛大に転ぶ。鞄の中のケーキはぐちゃぐちゃ。それでも美味かったからまあいいか。鞄を床に置くときには、ストラップを中に仕舞うようにしよう。反省』