④真相と決戦

シタデルへ

ここはからはネタバレ配慮しないので、プレイ前に読んでいるかたがいたら注意してほしい。  

ここまでに分かったこと

ヴァーマイアでの任務を経て、状況はほぼ出揃った。 ■ ソヴリンはリーパーそのもの ■ サレンはその手先として動いている ■ 目的は「コンジット」を使った何か そしてそのコンジットを目指して、サレンはミュー・リレイの先にあるアイロスへと向かっている。

※コンジットとは? 英語では「Conduit」。導管、溝という意味だが、ビーコンと同じく、プロセアンがらみで独特の意味を持つ用語である。 アイロスに向かう段階のシェパードに、「サレンが求めているコンジットとは何か?」までは分かっていない。 ただ、英語話者であれば、「なにか管のようなもの」であることはイメージできただろう。

  となればシェパードのすることは一つ。サレンが目的を達成する前に止めるために自身もアイロスへ向かうこと。 しかしそれがまさかの、ダメ出しを食らうことになる。  

シタデルでの足止め:動けない理由

シタデルに戻ってリーパーの脅威を報告するものの、評議会はこれを認めない。 理由はこれまでと同じで、 ■ 証拠が決定的ではない ■ リーパーという存在が現実離れしている その結果、ノルマンディは封鎖、待機命令が出てしまう。

※何故 評議会は非協力的なのか ここで思い出してほしいのが、物語序盤における評議会のスタンス。 彼等がシェパードに命じたのは、あくまでも「ゲスを使って何かしようとしているサレンを処置すること」である。リーパーについてはただの伝説であり、サレンの妄言、そしてシェパードの思い込みだとしか見ていない。 このスタンスは今でも変わらず、そしてやはり、「俺はソヴリンと話した。あれがリーパーなんだ」では証拠が弱すぎるのである。 ※客観的に考えてみよう 「アステカ人が、2030年にアトランティス人が蘇り地球が滅亡すると予言している。俺はアステカ人が残したオーパーツに触れてビジョンを見た。それにアトランティスの一人とも話したんだ!」 と言われて、あなたは信じるだろうか? それに対する評議会のスタンスと返答は、こうである。 「元エリート諜報員が裏切り、ヤバい連中と組んで不穏なテロ活動をしていることは認める。だがその背後にいるのがアトランティス人だなどというのは、おまえの妄想だ。アトランティス人と話したと言うが、アトランティス人を騙る、あるいはそう思い込んでいるだけの狂人に決まっている」 彼等から見ればシェパードは陰謀論を真顔で語るイカれた奴でしかない。 そんな連中にこれ以上重大な案件を任せられない。よって現実的なテロ対策を進める。 評議会は極めて真っ当な反応をしているのである。

 

ノルマンディ奪取:もう命令は聞かない

エデンプライムから始まるすべてを自分で経験してきたシェパードは、ソヴリン(リーパー)の実在を確信している。(そしてゲーム的にも、それは事実である) 放置すれば銀河が滅ぼされると知っている。 そしてここでは「言われたとおり待機する」という選択肢は、存在しない。 シェパードは、評議会の命令に背いてサレンを追うことを決意する。 だがノルマンディは評議会の監視下にあり、翼がなくては宇宙へと飛び立てない。そこで、漢アンダーソン、自らのクビをかけてでもノルマンディ奪取のため、シェパードを支援してくれる。


アイロス:すべての答えが揃う

ミュー・リレイを通ってアイロスへ到達。

アイロスにあったものとは?

当然サレンはここにもゲスを配置し、シェパードを妨害してくる。 それを越えて進んだ先にあったのは、プロセアンの避難施設だった。   そこで出会う仮想知能ヴィジルとの質疑応答によって、最後の謎が明かされる。 それは、サレン=リーパーが求めているものはなにか?に対する答え。 この答えは、リーパー側の視点で考えると分かりやすくなる。  

リーパー視点による物語

おおまかには、以下のような流れ。   ① シタデルは、巨大なマスリレイである。そして、外宇宙にひそんでいるリーパーたちは、そこを通ってこの銀河に戻ってくることになっている。(ソヴリンは斥候みたいなもので、先に銀河に来たか、あるいはずっと潜んでいた) ② ところが、プロセアンがそれを妨害した。彼等はシタデルの付属品であるキーパーのプログラムを書き換え、リーパーからのコマンドに従わないように改造した。 ③ そのため、リーパーが命令しても、シタデルというマスリレイは起動しなくなっていた。 ④ 解決策としてリーパーは、「外からの命令ではなく、内側から手動で起動する」という方法をとることにした。 ⑤ 手駒としてサレンを使い、ビーコンに接触させた。それによって、プロセアンがどうやって対処したのかを垣間見た。 ⑥ シタデル内部にアクセスする方法として、プロセアンがキーパーを改造するときに使ったコンジット(裏口)が使えると知り、探すことにした。   だいたいこういうこと。 細部についてはどうしても考察になってしまうのでここでは省略する。

※ソヴリンは何故、直接攻撃しないのか? ソヴリンは戦艦ではなく、あれで一つの個体である。しかし機械生命体だけあって、戦艦のような能力もある。であれば、シタデルを襲撃し、無理やりにでも外からこじ開けさせることはできないのか、と思うかもしれない。 しかし、シタデルはそもそもはリーパー製のマスリレイであり、めちゃくちゃ強力な防御力を持っている。壊されたら自分たちが使えなくなってしまうのだから当然だ。羽のような5本のアームを閉じて防御体勢になると、外からは破壊・干渉できない。 また、いくらリーパーでも一体で銀河中の知的生命体を相手にはできない。迂闊に姿を見せて総攻撃されることは、当然避けなければならないのである。

コンジット突入~シタデル決戦

説明を聞いた時点でもう猶予はなく、シェパードはMAKOでコンジットに突入、シタデルへと転移する。  

シタデルでの戦闘

シタデルは、サレンとともにコンジットから進入したゲスたちによって制圧されつつあった。 そのうえ、とうとうサレンはシタデルの制御を乗っ取り、アームを開かせてしまう。それによってついにソヴリン、リーパーが姿を現し、他のリーパーたちを呼び戻すために接続体勢に入ろうとする。  

サレンとの最終決戦:選んだ結末

道中のゲスたちを倒し、ついに制御装置のあるシタデルタワーに辿り着いたシェパードは、サレンと対峙する。 ここでは、ヴァーマイアで遭遇したときサレンにどう接したかと、高いパラゴン・レネゲイド値があるかどうかによって、サレンの様子が変わる。 ただし、結末は変わらない。   サレンを倒しシタデルの制御を奪ったことで、ソヴリンの防御に隙が生じ、チャンスが訪れる。 ここでシェパードに委ねられるのは、連合軍に出す指令、その方向性。 ■ 評議会の乗るアサリの巨大戦艦アセンションを救う ■ 評議会を見捨てて戦力を温存し、ソヴリンの撃破に注力する どちらも間違いではないが、どちらを選んでも犠牲は出る。 連合軍に危険な突撃をさせれば、彼等の中に犠牲が出る。しかし銀河と評議会の連中には、ヒューマンの気高さを印象付けることができるし、「銀河の一員」としては理想的な行いだろう。 アサリたち含めて評議会を見捨てれば、戦力を温存することでリーパーを撃破できる可能性が高くなる。今戦えるのは連合軍しかないことを考えれば、銀河を守るために必要な犠牲だと言える。


まとめ:何が終わり、何が残ったのか

シェパードの活躍により、「目の前の危機」は防がれた。 しかし、リーパーそのものはまだ存在している。 ソヴリンはあくまで先触れにすぎない。 MASS EFFECT 1はこれで終わりになるものの、「もっと大きな戦いがこれから来る」ことを明らかに匂わせた終わり方である。

※続編の制作 このゲームは当時、荒削りな部分もありながら、かなり高い評価を博した。 そのため無事に続編が制作され、SF洋ゲーの金字塔の一つとして輝くことになる。 ただし、ME1の日本での発売はX BOX 360だったことと、こういうリアル路線の造形が不人気なこともあって売上はパッとせず、2が発売されてから半年ほどの間、日本での発売はなかった。 ※好きすぎて ちなみに僕は、「日本語でなくてもいい。北米版、英語でやる。どうせ周回する。英語はまあそれなりには読めるから、何度も遊んでいれば内容は分かるだろう」で、北米版をぶっ続けで四ヶ月くらい毎日毎日遊び続けた。 おかげで以後、英語には一切抵抗もなく、ヒアリングも多少ならでき、読む程度なら不自由しなくなった。