With You 6
互いをパートナーと認めあったうえで愛し合う話。
これは文字通り。 ここまでに繰り返してきている性行為は、どうしても「契約」であり「取引」だった。(前章ラスト) それは建前で、二人ともほぼ形骸化していることは分かっていた。 ただ、ヴェクタスには「リデアンを愛している」という自覚がなかったし、リデアンも「ヴェクタスが好き」という感情ではなかった。
しかしアンダーソンとの遭遇、リデアンの発言、ヴェクタスの嘘……が実のところ自分のほんとうの本心だったことへの気付きを経て、「お互いに好きだと思っている」ことが分かった。
それを前提としての、つまり、「愛し合う」行為としてセックスするのは、ここが初めてになる。
ベッドシーンだけでほぼ全編、具体的な身体描写になるが、猥褻な目的ではなく、「愛し合う」ことの丁寧な現場としてのもの。